Axie Infinity(アクシー・インフィニティ/AXS)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Axie Infinityは、ベトナムのSky Mavisが開発したブロックチェーンゲームです。Axieと呼ばれるキャラクターをNFTとして所有し、対戦や繁殖を通じてトークンを得る仕組みで、2021年に「遊んで稼ぐ」型のゲームとして広く知られました。AXSはガバナンスとステーキングに使われるトークンです。
要点
- キャラクターをNFTとして売買・繁殖できるゲーム内経済を構築した
- AXS(ガバナンス)とSLP(ゲーム内報酬)の2種類のトークンを使い分ける
- 手数料を抑えるため、Roninという専用のサイドチェーンを自ら構築した
- 2022年にRoninブリッジが攻撃を受け、大規模な資産流出が発生した
定義
キャラクターをNFTとして所有し、対戦や繁殖を通じてトークンを獲得するゲームと、その運営に関わるトークンAXS。
Axie Infinityが示したのは、ゲーム内のアイテムを外部の市場で売買できるようにすると何が起きるか、という実験でした。キャラクターはNFTとして所有者が明確になり、ゲーム外の市場で売却できます。プレイで得たトークンも取引所で換金できます。
経済の仕組みは2つのトークンで構成されています。対戦報酬として配られるSLPは、キャラクターの繁殖時に消費されます。AXSはガバナンスとステーキングに使われ、繁殖時にも一部が必要とされました。繁殖で新しいキャラクターが増えるほど供給が増える構造で、需給の均衡が運営上の課題になりました。
イーサリアム上での手数料が障害になったため、Sky MavisはRoninという専用のサイドチェーンを構築しました。少数のバリデーターで運用することで手数料と待ち時間を大きく下げた一方、分散性は限定的でした。2022年3月、このRoninとイーサリアムをつなぐブリッジの鍵が攻撃者に握られ、当時としては過去最大級の流出が発生しています。
この事件と、報酬トークンの供給過多による経済の崩れを受けて、運営はゲームデザインと報酬設計の見直し、バリデーターの拡充を進めました。ブロックチェーンゲームの経済設計とセキュリティ設計の両方について、参照される事例になっています。
注意点
- · ゲーム内の報酬トークンは供給が増え続ける設計だったため、経済設計の変更が保有資産の扱いに直結した経緯がある
- · 少数のバリデーターで運用されるサイドチェーンとブリッジは、鍵の管理が破られると大規模な流出につながる
- · ゲームの継続そのものが運営会社の事業判断に依存しており、NFTの価値も運営の継続に左右される
よくある質問
AXSを持っているとゲームで有利になりますか?
AXSはガバナンス投票やステーキング、一部のゲーム内操作に使われるトークンで、それ自体が対戦力になるわけではありません。プレイにはキャラクターのNFTが必要です。