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permit署名とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
6 分

結論

permit署名は、トークンの利用許可を取引ではなく署名だけで与える仕組みです。手数料がかからず画面もログインと似ているため、危険が伝わりにくいのが問題です。permitはログインではなく、残高を動かす許可です。読まずに署名すれば、そのまま資産を持ち出されます。

要点

  • 署名だけでトークンの利用許可を与えられる
  • 手数料がかからず、取引履歴にも残らない
  • ログインの署名とは意味がまったく違う
  • 上限額と期限が署名文面に書かれている

定義

トークンの利用許可(approve)を、チェーンへ取引を送る代わりに署名で与える方式。EIP-2612などで定義され、許可先・上限額・有効期限・nonceが署名対象に含まれる。

DEXでトークンを交換するには、まずそのトークンをコントラクトが引き出せるよう許可を出す必要があります。従来はapproveという取引を送っていましたが、これには手数料がかかり、交換と合わせて2回の操作になります。permitはこの許可を署名だけで済ませます。

署名の中身には、誰に許可するか、いくらまでか、いつまで有効か、そして使い回しを防ぐnonceが含まれます。署名を受け取った側は、それをコントラクトに提出して許可を成立させます。手数料は提出した側が払うため、署名した本人の履歴には何も残りません。

ここが危険な点です。ログイン用の署名と見た目が似ており、手数料もかからないため、警戒心が働きにくくなります。しかし成立するのは残高を動かす許可です。上限が残高全額、期限が事実上無期限という文面に署名すると、あとは相手が好きなタイミングで引き出せます。

注意点

  • · permitはログインではなく、残高を動かす許可。内容を読まずに署名すると資産を失う
  • · 上限額が残高全額、期限が極端に長い文面は、その場で拒否する
  • · 署名は取引履歴に残らないため、与えた許可はウォレットの許可一覧で別途確認する

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