本文へ移動
中級者用語を調べる

Paymasterとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
4 分

結論

Paymasterは、ERC-4337の仕組みの中でガス代を肩代わりするコントラクトです。これによりETHを持たない利用者でも取引でき、USDCなどのトークンで手数料を払う運用も可能になります。誰がどの条件で負担するかは、Paymasterの運営者がコードで決めます。

要点

  • ガス代を第三者が負担する仕組み
  • ETHを持たない利用者でも取引を開始できる
  • USDCなどのトークンで手数料を払う運用も可能
  • 負担条件は運営者が自由に設定できる

定義

ERC-4337において、利用者に代わって取引のガス代を支払うスマートコントラクト。支払いの条件はコントラクトのコードで定義される。

従来、イーサリアムで何かをするには必ずETHが必要でした。取引所でUSDCだけを買って送ってもらった利用者は、それを動かすためのガス代がなく身動きが取れません。Paymasterはこの入口の問題を解消し、アプリ側がガス代を負担したり、利用者が持っているトークンから手数料相当分を差し引いたりできるようにします。

実装の形はいくつかあります。特定のアプリが自社ユーザーの取引だけを無償化する形、トークンを受け取って等価のETHを立て替える形、期間や回数を限定して新規ユーザーだけを対象にする形などです。EntryPointコントラクトは、Paymasterが十分な担保を預けているかを確認したうえで実行します。

利用者として知っておくべきなのは、これが「手数料が無料になった」のではなく「誰かが払っている」という点です。無償化の原資はアプリの運営費であり、条件が変われば停止されます。また、Paymasterを通す取引は、その運営者に利用状況が把握されることも意味します。

注意点

  • · ガス代無償は運営者の裁量で、予告なく終了することがある
  • · Paymasterを経由すると、取引の内容と頻度が運営者に把握される
  • · トークンで手数料を払う場合、交換レートに上乗せがないか確認する

関連通貨

次に読む

仮想通貨診断

いくつかの質問に答えるだけ。結果はその場で表示されます。

診断をはじめる