中級者用語を調べる
インデックスプロトコルとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 4 分
結論
インデックスプロトコルは、ブロックチェーン上の生データを読み取り、検索しやすい形に整えて配る仕組みです。チェーンは記録には向いていても検索には向かないため、アプリの一覧表示や履歴表示はこの層に頼ります。整形された結果なので、元データと一致しているかは別に確認が要ります。
要点
- チェーンの生データを検索できる形に整える層
- アプリの一覧・履歴表示はここに依存する
- 整形結果であり、元データとのずれが起こりうる
- 遅延があるため最新ブロックが反映されない場合がある
定義
ブロックチェーンのブロックやイベントログを継続的に読み取り、検索可能なデータベースとして提供する仕組み。アプリはチェーンに直接問い合わせる代わりにこれを参照する。
「このアドレスが過去に取引した全銘柄を、金額順に並べる」といった問い合わせは、ブロックチェーンには向きません。チェーンはブロックを順に並べた記録であり、条件を指定して探す仕組みを持たないためです。全ブロックを自分で走査すれば可能ですが、現実的ではありません。
そこで、ブロックとイベントログを順に読み取り、整理してデータベースに入れ直す役割が必要になります。インデックスプロトコルはこれをネットワークとして提供し、誰でも問い合わせられるようにします。The Graphがこの分野で広く使われている例です。
利用する側が意識したいのは、見ているのは整形済みの結果だという点です。定義の書き方を間違えれば集計はずれますし、読み取りが追いついていなければ直近の取引は見えません。表示されている数字が気になるときは、ブロックエクスプローラーで元の取引を確認するのが確実です。
注意点
- · 表示が実際のチェーンの状態と食い違うことがある。重要な判断は元データで確認する
- · 読み取りの遅延で、直前の取引が一覧に出ないことがある
- · 集計の定義が変われば、過去の表示も変わりうる