テストネットの使い方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
テストネットは、価値のないトークンを使って本番と同じ操作を試せる練習用のネットワークです。初めての操作や、手順に不安がある作業は、まずここで通してから本番に移るのが安全側の進め方です。ただし、テストネットで動いたことが本番の安全を保証するわけではありません。
要点
- テストネットのトークンに金銭的な価値はない。失っても損失にならない
- 本番と同じ手順・同じ画面で操作を確認できるため、初回の練習に向く
- テストネットと本番はネットワークが別。同じアドレスでも残高は別勘定
- テストネットで動いたことは、本番の資産が安全である証明にはならない
定義
本番のブロックチェーン(メインネット)と同じ仕組みで動く、検証用の別ネットワークのこと。流通するトークンには価値がなく、無償で入手できる。
位置づけから説明します。ブロックチェーンの開発では、本番環境に変更を加える前に検証する場所が必要です。そのために用意されているのがテストネットで、本番と同じ仕組み、同じ操作、同じウォレットで動きますが、流通するトークンには金銭的価値がありません。開発者向けの設備ですが、利用者が手順を練習する場としても使えます。
使い始める手順は、まずウォレットのネットワーク設定でテストネットを選ぶところからです。一般的には、ウォレットの上部にあるネットワークの切り替えから選択します。テスト用ネットワークが一覧に出ていない場合は、設定から表示を有効にする必要があることがあります。切り替えると残高の表示が変わりますが、本番の資産が消えたわけではなく、別のネットワークを見ているだけです。
次に、手数料を払うためのテスト用トークンを入手します。これは無償で配布する仕組み(フォーセット)から受け取ります。入手方法は別の記事にまとめていますが、要点は、テスト用トークンを購入する必要は一切ないということです。有償で売っているものがあれば、それは詐欺です。
準備ができたら、本番でやろうとしている操作をそのまま試します。ウォレットの接続、トークンの承認、スワップ、預け入れ、引き出しといった一連の流れを通し、どの画面で何を確認するのか、どこで署名を求められるのかを把握します。失敗しても失うものがないため、意図的に誤った入力をして、どういう表示が出るのかを見ておくのも有効です。
最後に、限界も押さえてください。テストネットは本番ほど利用者がおらず、流動性や混雑の状況が大きく異なります。また、テストネット上のコントラクトと本番のコントラクトは別物です。手順の練習には有効ですが、「テストネットで問題なかったから本番も安全」という推論は成り立ちません。本番では、少額から始めるという原則を重ねて適用してください。
注意点
- · テストネットのトークンを「購入できる」「換金できる」と持ちかけるものはすべて詐欺です。価値を持たないよう設計されています
- · 本番の資産を持つウォレットで、素性の分からないテスト用サイトに接続すると、ネットワークを切り替えた際に本番の承認を求められる危険があります。練習には別のウォレットを使ってください
- · テストネットで問題なく動いたことは、本番のコントラクトが安全であることの証明にはなりません
よくある質問
テストネットで得たトークンを本番に移せますか?
できません。テストネットと本番は独立したネットワークで、テスト用トークンは本番では存在しません。移せると説明するサービスやサイトは詐欺です。