DEXでのスワップ手順
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
DEXは、口座開設なしでウォレットを接続するだけでトークンを交換できる仕組みです。手軽な反面、上場審査がないため詐欺トークンも同じ画面に並び、操作を誤っても取り消せません。スワップの前に、トークンをコントラクトアドレスで特定し、スリッページと手数料の内訳を確認する手順を固定してください。
要点
- DEXは板ではなく流動性プールで交換するため、数量が大きいほど価格が不利になる
- 上場審査がないので、同名の偽トークンが並ぶ。コントラクトアドレスで特定する
- 初回のトークンには承認(approve)が必要で、スワップとは別に手数料がかかる
- スリッページ許容値を広げすぎると、想定より大幅に不利な価格で成立することがある
定義
分散型取引所(DEX)で、ウォレットを接続したまま、あるトークンを別のトークンへ交換する取引のこと。注文板ではなく流動性プールを使うAMM方式が主流。
前提として、DEXは中央の運営が売買を仲介する場所ではありません。流動性プールに預けられた2種類のトークンの比率によって価格が決まり、利用者はプールに一方を入れてもう一方を取り出します。EVM系では Uniswap、Solana では Jupiter といったサービスが広く使われていますが、いずれも本人確認はなく、口座もありません。動かせるのはウォレットの持ち主だけです。
手順は概ね次の流れです。まず、交換に使うチェーン上のネイティブ通貨(Ethereum ならETH、Solana ならSOL)をガス代として少し確保しておきます。これが無いと、そもそも取引を送れません。次にDEXのサイトへ、必ず公式ドメインを自分で確認したうえでアクセスし、ウォレットを接続します。検索結果の広告経由で偽サイトに入るのが、この分野で最も多い被害経路です。
交換するトークンを選ぶところが最大の関門です。トークン名やシンボルは誰でも自由に付けられるため、検索して出てきたものが本物とは限りません。公式サイトやプロジェクトの公式アカウントからコントラクトアドレスを取得し、そのアドレスで指定してください。判断の手順は「トークンの真贋確認」にまとめています。
数量を入れると、受け取れる見込み数量、価格への影響(プライスインパクト)、経路、手数料の内訳が表示されます。ここで確認するのがスリッページ許容値です。これは「想定からこれだけずれても実行してよい」という設定で、狭すぎると取引が失敗し、広すぎると大幅に不利な価格でも成立します。流動性の薄いトークンで許容値を広げると、価格差を狙った先回り取引の的になります。既定値のまま動かさないのが無難です。
初めて扱うトークンでは、スワップの前に承認(approve)の取引が必要になります。これは「このコントラクトにこのトークンを動かす権限を与える」ものです。数量を無制限にする選択肢が出ることがありますが、必要な分だけに絞れるならそのほうが安全です。承認は明示的に取り消すまで残るため、使い終わったら「トークン承認の取り消し」の手順で棚卸しをしてください。実行後は、ブロックエクスプローラーで結果を確認できます。
注意点
- · DEXには上場審査がありません。売ることができない(売却が拒否される)ように作られた詐欺トークンが実在します。買えたことは安全の証明になりません
- · 取引は取り消せず、返金を求める相手もいません。誤ったトークンを選んだ場合も救済はありません
- · 公式ドメインを必ず自分で確認してください。検索結果の広告枠やSNSのリンクから入るのは避け、ブックマークを使ってください
よくある質問
DEXの手数料はいくらですか?
プールごとの取引手数料、サービス側の手数料、チェーンのガス代の3つがかかる構成が一般的ですが、料率も条件も変わるため金額は示しません。スワップ実行前の画面に内訳が表示されるので、その場で確認してください。
取引所とDEXはどちらを使うべきですか?
目的次第です。国内取引所は本人確認があり日本円で買えて、トラブル時の窓口があります。DEXは口座なしで幅広いトークンを扱えますが、審査も窓口もなく、判断はすべて自己責任です。どちらが優れているという話ではありません。