別のウォレットへ移行する手順
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
移行には二つの道があります。新しいウォレットで新規に鍵を作り、資産を送って移す方法と、同じシードフレーズを新しいアプリの復元画面で使う方法です。鍵が漏れた疑いがあるときは、必ず前者を選んでください。どちらの場合も、移す前に不要な承認を取り消しておくと安全です。
要点
- 鍵の漏洩が疑われるなら、新しい鍵を作って送る方法しか選べない
- 移行前に、古いアドレスに残っている承認を整理する
- 少額で1回試してから、残りを移す
- 移行後も古いアドレスに届く可能性があるため、しばらく監視する
定義
いま使っているウォレットから別のウォレットへ、資産または鍵の管理を移し、日常的に使う環境を切り替えること。
移行を考える理由はさまざまです。使い勝手が合わない、対応しているチェーンが足りない、ハードウェアウォレットに切り替えたい、あるいは鍵が漏れた可能性がある。理由によって取るべき方法が変わるので、まずそこを整理してください。
方法の一つ目は、新しいウォレットで新しい鍵を作り、そこへ資産を送る方法です。鍵が変わるため、古い鍵に関する不安をすべて断ち切れます。鍵が漏れた疑い、古い端末の紛失、シードフレーズを他人に見られた可能性がある場合は、この方法以外に選択肢はありません。ネットワーク手数料が資産の数だけかかる点と、送金のたびにアドレス確認が必要になる点が負担です。
二つ目は、同じシードフレーズを新しいアプリの復元画面で使う方法です。鍵が同じなのでアドレスが変わらず、送金の手間も手数料もかかりません。ただし当然、古い鍵にまつわるリスクはそのまま引き継がれます。また、アプリによって既定の導出方法が異なるため、表示されるアドレスが元と違う場合があります。この点は各アプリの公式ドキュメントで対応状況を確認してください。復元の注意点は「ウォレットを復元する手順」にまとめています。
どちらの方法を取る場合でも、移行の前にやっておくとよいことがあります。古いアドレスが過去に与えた承認の整理です。使わなくなったサイトに、トークンを動かす権限を与えたままになっていることがあります。資産を移した後も、その権限自体は古いアドレスに紐づいて残ります。取り消しの手順は「承認(Approve)の取り消し方」を参照してください。
実際の移動は、順序を守れば難しくありません。新しい受取アドレスを確認し、少額を送って着金を確かめ、問題がなければ残りを送ります。複数のチェーンに資産がある場合は、チェーンごとに手数料用の通貨が必要です。すべて移し終えたら、古いアドレスをしばらく監視してください。過去に登録した相手からの入金や、ステーキングの報酬などが後から届くことがあります。古い端末を処分する場合は、アプリの削除と端末の初期化まで行ってください。
注意点
- · 鍵が漏れた可能性がある場合、同じシードフレーズを新しいアプリで使っても解決しません。必ず新しい鍵を作ってください
- · 移行を支援すると申し出る第三者にシードフレーズを渡さないでください。移行の手続きでフレーズを他人に伝える場面はありません
- · 移行中は、チェーンごとに手数料用の通貨が必要です。手数料分を残さずに送ると、残りの資産を動かせなくなります
よくある質問
移行したら古いウォレットは削除してよいですか?
すべての資産を移し、しばらく入金がないことを確認してからにしてください。また、シードフレーズの控えは、アプリを削除した後もすぐには処分しないでください。見落としていた資産が後から見つかることがあります。